3 つの用途T1・T2・T3
学会ポスターの役割は一つではありません。通路を行く人の足を止めたいのか、前に立って説明するのか、発表者がいない時間も読んでもらうのか。役割が違えば、本文の量も図の使い方も変わります。伝える結論は同じなので、題は 3 枚とも同じにし、副題・本文の量・図表の点数を変えます。作例集では、この 3 つを T1・T2・T3 と呼んで分けています。
T1ひと目で伝える
通路を行く人の足を止め、問いと答えを短い時間で届ける。
- 読み手
- 通りがかりの人
- 向く場面
- 参加者もポスターも多く、一枚の前にいる時間が短い会場。話を聞きに来てもらう入口にする。
- 本文の量・文字
- 約 500 字・36pt
- 副題
- 何で確かめたかを一言で
- 図表
- 主役の図を 1 点決めて大きく。図表は 3〜4 点と、数字を大きく示すカード
- 方法の書き方
- 一文で示し、詳しくは口頭で
- 紙面の終わり
- 読み手にしてほしいこと(試す・話を聞く)
T2説明しながら見せる
発表者が前に立ち、図を指しながら話す。紙面は話の道しるべになる。
- 読み手
- 発表者の話を聞く人
- 向く場面
- コアタイムに発表者が在席する、一般的なポスターセッション。
- 本文の量・文字
- 約 1,000 字・32pt
- 副題
- 研究の方法を短く
- 図表
- 結果の図を中心に 5〜6 点。話す順に並べる
- 方法の書き方
- 対象・手順・解析・倫理まで
- 紙面の終わり
- 考察と結論。詳しい方法と文献は口頭と連絡先に
T3一枚で読み切る
発表者のいない時間も、読み手が一人で最後まで読み切る。
- 読み手
- 一人で読む人
- 向く場面
- 会期中ずっと掲示が続く、発表者が不在の時間が長い、紙面をあとから読み返してもらう。
- 本文の量・文字
- 約 2,000〜2,500 字・28〜36pt
- 副題
- 対象と測ったものまで具体に
- 図表
- 方法・結果・考察を図表で裏づける。表を含めて 6〜12 点
- 方法の書き方
- 読み手が確かめられる粒度で(対象・手順・解析)
- 紙面の終わり
- 考察・限界・結論・文献・連絡先
本文の量と文字の大きさは目安で、学会の規定と掲示サイズに合わせて調整します。学会の案内にある掲示の時間と発表の形式(コアタイムの有無・在席の時間)を先に確かめると、用途を選びやすくなります。 同じ研究で 3 枚を作り分けて比べる
分野から探す
分野ごとのページに、用途ごとの一枚とその分野のほかの作例があります。


























































